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OUDO CLUB Mail Magazine Vol.024 |
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今年ももう師走(しわす)。
2012年も残すところ半月ほどで終わりですね。
今年は皆さんにとってどんな年でしたか?
私にとって2012年は、本当にたくさんの学びがあった年でした。
先日も、私がスタッフに「今朝、電車の中で足を踏まれて頭にきちゃった。」
と話していたら、社長からお呼びが・・・・・。
社長:「足を踏まれたそうで、痛かったでしょう?」
沖洲:「痛かったことよりも、
その人が私の足を踏んだのに
謝らないことに頭にきているんです(プンプン)」
社長:「それは頭にくるね。
ところで、足を踏んだ人は今何しているだろうね?」
沖洲:「えっ?その人ですか?
何をしている???????」
社長:「そう、何していると思う?
沖洲さんは、電車で足を踏まれたことに腹を立てて、
頭の中は足を踏んだ人に支配されている。
一方、足を踏んだ人の頭の中は、
沖洲さんのことを申し訳ないという気持ちでいっぱいかなあ?」
沖洲:「いえ、頭の片隅にもないと思います。」
社長:「そうだよね、足を踏まれた上に、頭の中を支配され、
かつ貴重な時間もその人に奪われてしまったみたいだね。
ところで沖洲さんは『うかつあやまり』って言葉を知ってる?」
沖洲:「いえ、ちょっとわかりません。」
社長:「うかつあやまりってね、
江戸時代から伝わる江戸しぐさの一つなんだよ。」
沖洲:「江戸しぐさ?なんだか渋い感じがしますね。」
社長:「例えば今朝の沖洲さんのように電車の中で足を踏まれてしまった時に、
踏んだほうが謝るのは当然だけど、踏まれたほうも
『とっさに足を避けられなかった私のほうもうかつでした。すみません。』と感じ、
声には出さなくとも、とっさのしぐさでその場に良い空気をつくれるのが
『うかつあやまり』なんだよ。」
沖洲:「へー、なんだか粋ですね。私はつい、ムッとしてしまい、
電車の中の空気も、会社の中の空気も悪くしてしまいました。」
社長:「今日の沖洲さんは鋭いね。
そうなんだ、うかつあやまりの「うかつ」とは注意が足りずうっかりしている様子。
漢字では「迂闊(うかつ)」と書き、
「迂(う)」は回り遠い、うとい、にぶい、世間知らず、「闊(かつ)」は加えて、
ゆるいといった意味を持っているんだよ。」
沖洲:「ほめていただきありがとうございます。
ということは、「うかつ」はやってはいけない「しぐさ」ということになりますよね。
もしかして、うかつあやまりの真意は、
トラブルを事前に察知し、
素早く対処できなかった私のうかつさを反省しろ、と言っていますか?」
社長:「すばらしい。その通り。
足を踏まれたら、踏んだの、謝らない、など
自分ではどうにもならないことに腹を立てるよりも、
未然に察知し、回避できなかった自分を反省したほうが、
人の心が荒廃してきた現代を楽しく過ごせると思うよ。」
この話を聞かされて、踏まれた足よりも、心が痛かったです。
私は知らずに、二つの大きな過ちをおかしていたのですね。
まずは混んだ電車では、足を踏まれるのは容易に想像できることなのに、
踏まれないようにする知恵を使わなかったこと。
二つ目は、踏んだ相手は、私のことなど全く感知していないのに、
私は踏んだ人に頭の中を支配されて、
職場の空気を悪くしたばかりか、
私の大切な時間も奪われてしまったこと。
そういえば、以前こんな落語を聴いた記憶があります。
年配の女性が、動作などが乱暴な者が来ると、
近寄らない先から「あいた(痛)!あいた!」と声をあげる。
すると乱暴者はびっくりして立ち止まるか、静かに歩くかする話です。
相手をしからずに済むように、
前もって相手に注意を促す女性の頓知(とんち)と度胸、機敏なしぐさ、
これぞ大人の女性ですね。
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いつも読んで下さって 本当にありがとうございます♪
最後に・・・
あなたと、あなたの大切な人たちに、
山盛り良いことが 起こりますように☆彡
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
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